新字体と旧字体について

姓名判断の画数の数え方には、新字体で数える場合と旧字体で数える場合があります。
この違いによって、あるところでは吉数と判断された名前が別のところでは凶数と言われたりすることもあったりします。
こういった鑑定結果の違いは、流派によって異なって参りますが、現在の姓名判断の画数の数え方は大きく二つに分けられます。

それは、
・現在ふつうに名前に使われている「新字体」を基準に画数を考えるもの
・もともとの漢字の書体である「旧字体」を基準に画数考えるもの
です。

「新字体」を基準とした字画の数え方は、実際に現代の人が名前を書く時の漢字の筆遣い通りに計算する方法です。
この方法は筆勢主義と呼ばれ、毎日書いている姓名に霊意が生まれ、運勢に影響を与えると考えるもので、漢和辞典に書かれている「新字体」の漢字の画数を基本にしており、多くの鑑定士の方がこの方法を採用しています。

「旧字体」を基準とした画数の数え方は、伝統的な鑑定方法であり、中国・後漢時代に許慎という文学者によって編纂された「説文解字」に則して字画を数える方法です。
「説文解字」は、文字の成立や意義を解説した、いわば辞典のルーツにあたる書物です。
この方法は、昭和初期に活躍し姓名学を世に広めた熊崎健翁先生が確立したもので、 明治時代の姓名判断は普段使っている名前の漢字を、一画一画を自然な画数で数えていた方法でした。
それを漢字本来のあり方である「旧字体」にしたときの画数で数えるという方法に変えたのです。
たとえば「くさかんむり」では、通常、私たちが使っている漢字で書くと「三画」となりますが、この方法で画数を数えると、「艸」となり「六画」となります。
また、「さんずい」では、通常「三画」ですが、「水」としてとらえ「四画」となるわけです。

「旧字体」を基準とした画数の数え方は、昔の伝統的なやり方に戻した数え方で、当時としては革新的な事で、現在も伝統的な字画の数え方として多くの鑑定士の方がこの方法をとっています。

詳しく説明するともっと複雑なのですが、どちらの方法もそれなりの言い分があり、実際に姓名判断の実績もあるので、どちらが正しいとか間違っているとかは断言できません。

しあわせ命名では、「新字体」か「旧字体」かという分け方はしておりません。
「新字体」と「旧字体」の鑑定方法とは少し異なる、「戸籍法」という方法を採用しています。

「戸籍法」は、戸籍に記された姓名を、新字体旧字体に関わらず、漢和辞典に書かれている画数通り数える方法です。
しあわせ命名がこの方法を推奨するのは、この世に生命が誕生し、命名され、役所に出生届を出した時の姓名に、その人の運勢が発生すると考えるからです。
戸籍に姓名が刻まれることにより、その姓名は公的・社会的なものとなり、実際のその人の名前として使われるようになります。
実際に名前として使われている漢字こそが、もっともその人の運勢に影響するものであると考えるのです。

この方法は、私たちが長い間、多くの人の姓名判断や命名をしていく中で、実際に鑑定された方の本質的な課題を的確にいい当てることができ、当のご本人もその内容を納得されることを多く体験していく中で確立していったものなのです。
しあわせ命名では、この鑑定方法がもっとも的確な命名方法であるという確信を持っています。

また、「新字体」か「旧字体」かということよりも、現実に日々の生活で実際に使われる名前こそがその人にとっても周りの人にとっても意味のあるものであると考えます。
お父さんお母さんが大切な赤ちゃんにつける名前も、実際に戸籍上に登録され、これからその子が人生において使い続ける漢字としてもっとも適切で運勢のよい名前をつけてあげたいと考えています。